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志望理由書をChatGPTで書くための3ステップ|納得の内容に仕上げる方法とは?
はじめに
総合型選抜(旧AO入試)では、志望理由書の質が合否を左右するといっても過言ではありません。
しかし、いざ書こうとすると「何をどの順番で書けばいいのか分からない」「具体性が足りないと言われる」など、多くの受験生が壁にぶつかります。
そんなときに役立つのが、ChatGPTなどのAIツールの活用です。使い方次第で、思考整理・文章構成・表現チェックまで効率よくこなすことができます。
本記事では、ChatGPTを使って志望理由書を自力で仕上げるための3ステップを具体的に解説します。
1. 自分の情報をChatGPTに正確に伝える
ChatGPTは非常に便利なツールですが、入力された情報に基づいてしか回答できません。つまり、あなたの考えや経験が曖昧なままだと、出力される志望理由書も内容が薄くなってしまいます。
だからこそ、最初にやるべきことは「自分のこと・志望校のことを、なるべく具体的に伝えること」です。
何を伝えればいいの?
ChatGPTに入力すべき基本情報は、以下のような項目です。
✅ あなた自身の情報(できるだけ具体的に)
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興味・関心のある分野
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今まで頑張ってきたこと(部活・委員会・資格・勉強など)
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なぜその大学・学部を目指しているのか
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将来やりたいこと、ビジョン
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高校生活で得たこと・大切にしている価値観
✅ 志望校・学部の情報(自分の理解でOK)
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学部で学べる内容(例:国際関係、教育、情報系など)
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他の大学ではなく、なぜその大学なのか
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入学後にやってみたいこと・関わりたいプロジェクト
情報整理のコツ:まずは箇条書きでもOK
ChatGPTにいきなり「志望理由書を書いて」と指示しても、いい文章は出てきません。
まずは、自分の情報を箇条書きやメモ形式でまとめて送ることが大切です。
🔶 プロンプト例(情報提供用)
以下のように、まずは自分の情報をまとめて伝えると、精度の高い構成や文章を提案してもらえます。
このように、ChatGPTは**「情報をもとに構成や表現を考えてもらうパートナー」**として使うのが正解です。
次のステップでは、この情報を活かして、志望理由書の「構成案」を一緒に考えていきましょう。
2. 文章構成を一緒に考えてもらう
自分の情報をまとめたら、次のステップは文章全体の流れ(構成)を考えることです。志望理由書では「何を書くか」以上に、「どんな順番で書くか」が重要です。
読んだ人が自然に納得できる構成を、ChatGPTと一緒に作っていきましょう。
志望理由書の定番構成はこれ!
以下のような4〜5段構成が一般的です:
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導入(きっかけ)
なぜその分野・大学に興味を持ったのか -
過去の経験・学び
その興味を深めるきっかけになった体験 -
志望理由(大学選びの理由)
なぜこの大学・学部で学びたいのか -
将来の目標
大学での学びをどう活かしたいか -
結びの言葉
意欲や決意、感謝の気持ちなど
ChatGPTには、このような構成で整理してもらうように依頼します。
🔶 プロンプト例(構成案を出してもらう)
自分の情報を送ったあと、次のように依頼するとスムーズです。
ChatGPTは段落ごとに「ここでは〜を書きましょう」と提案してくれるので、それをベースに肉付けしていけば、自分の言葉でまとまりある文章が作りやすくなります。
志望理由書を“あなたらしく”するために
テンプレート通りに書くと無難ですが、埋もれてしまう可能性もあります。
ChatGPTに「自分の強みを印象的に伝えるには?」と質問したり、「導入で印象に残る表現を入れたい」と相談したりすることで、個性のある構成にアレンジすることもできます。
3. 書いた文章を推敲・改善してもらう
構成ができたら、実際に文章を書いてみましょう。ここでは「完璧に書こう」と意気込む必要はありません。まずは自分の言葉で書いてみて、あとからChatGPTに整えてもらうという流れが効果的です。
ChatGPTは“第三者視点のアドバイザー”
書いた文章をChatGPTに見せれば、
-
表現が不自然な部分
-
論理のつながりが弱い部分
-
より魅力的にできる表現
などを客観的に指摘してくれます。先生や友人に何度も見せるのは気が引ける、という人でも、AIなら気軽に何度でもやりとりできます。
🔶 プロンプト例(添削依頼)
まずは、書いた志望理由書をそのまま貼り付け、以下のように伝えてください。
推敲のポイント:3つの視点で確認
ChatGPTから提案された修正を受け取ったら、次の3点をチェックしてみましょう。
-
伝えたい内容がぶれていないか
→ ChatGPTの修正が「自分らしさ」を消していないか確認 -
言い回しが自然で読みやすいか
→ 難しい表現になりすぎていないか、読み手の目線で確認 -
段落の流れがスムーズか
→ 前後のつながりが自然か、論理の流れに違和感がないか
必要があれば「この表現は自分っぽくないのでもう少し柔らかくして」といった指示を出せば、微調整も可能です。
最後は「自分の声」に戻すことが大事
ChatGPTはとても便利ですが、あくまで補助的な役割です。最終的には、「これは自分の言葉だ」と納得できる形で仕上げることが大切です。
自分が語れる内容で、自分の言葉で書かれた志望理由書こそが、面接や選考で本当の強さを発揮します。
まとめ|ChatGPTは“志望理由書づくりの相棒”になる
志望理由書は、自分の想いや経験を“伝わる形”で表現する必要があるため、多くの受験生にとって難関です。
しかし、ChatGPTを上手に使えば、「書けない」「整理できない」といった悩みを解消し、自分の言葉で納得感のある文章を仕上げることができます。
本記事で紹介した3ステップは以下の通りです:
✅ Step 1|自分の情報をChatGPTに正確に伝える
→ 興味・経験・志望理由・将来の夢など、できるだけ具体的に書き出して共有する。
✅ Step 2|文章構成を一緒に考えてもらう
→ ChatGPTに段落ごとの流れを提案してもらい、全体の骨組みを固める。
✅ Step 3|書いた文章を推敲・改善してもらう
→ 自分で書いた文を添削依頼し、より自然で説得力のある表現へ仕上げる。
大切なのは、すべてをAI任せにしないこと。
ChatGPTは「自分の考えを整理し、形にするための補助ツール」です。最後は「これが自分の志望理由だ」と胸を張って提出できる内容に整えていきましょう。
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