こんにちはZEN Englishです。
最近世界未開グルメというワードが、差別用語に該当するのではないかということで、炎上したと聞きます。
どうも未開という言葉が、未発達という意味があり、差別的な用語になる可能性があるということでしたが、当サイトは大手テレビ局ではありませんので、気にせず記事にしたいと思います。
実は豚には縁があります。
そもそも、セブ島の名物料理がレチョンであると知ったのは、グループ会社の「一幸舎ラーメンセブ」を立ち上げることになってからでした。一幸舎日本の責任者がセブに訪れた際、豚の質がいいということで、結果的に成功した本当に美味しいラーメン屋をセブ島に持ってくる、世界に一幸舎のラーメンを広げる、というミッションは成功しました。
セブ島に住んでいると、食べる機会のある「レチョン」ですが、豚の仕入れから調理まで、本場現地の工程にかかわった日本人はそこまで多くないはずです。
今日は世界未開グルメともいえる、セブ島のレチョンの豚購入から調理までを詳細レポートしたいと思います。
目次
すべてはこれからスタートしました。
年末に現地のスタッフの家族と一緒に行くつもりだったフィリピン料理店、年末はクローズだと。
その代わりにレチョンしようか。
そんな軽い一言からすべてが始まりました。
家族10名近くでレストランに行けば、1万ペソくらいは使うことになるでしょう。
それなら、レチョンがいんじゃない。
そんな簡単なものなのか。
そこからすべてはスタートしました。
思えば、一幸舎ラーメンセブも、セブ島に本格的豚骨ラーメンを持ってくる。
そんな簡単な思いからスタートしたのです。
まずは豚を探します。
以前そのスタッフが30キロくらいの豚を8000ペソくらいで買ったことがあるようです。
そこで、豚をそのスタッフの家族経由で探し始めます。
そしてほどなくして、30キロで6000ペソの豚が見つかります。
お、思ったより安くついたな。
そんな風に思っていたら、
購入しにいったスタッフの家族から、豚がちっちゃい。。。
よくある手口です。
実際には20キロくらいしかない豚を6000ペソで売りつけようとしたみたいです。
そんなこんなで、結局42キロ1万ペソの豚を購入することとなりました。
実際に当日その豚は現地に持ってこられたのです。
こんな風に見えないように隠されていました。
やはり豚も生き物。
これからレチョンになることが分かると、怖くて逃げだしてしまうようで、わからないように目隠しをしています。
後でメスということが分かりましたので、彼女としました。
まずは下準備でお湯を沸かします。
後でわかるのですが、お湯で豚を洗ったり、毛を刈り取るのに身体の表面を温めるのに使用します。
本日はレチョンを調理して、早10年以上のベテランのフィリピン人の自宅をお借りしています。
いや、なんともいえないくらい、眼光が鋭いです。
そして、いよいよ。
筆者も立ち会います、、、、というか豚殺に一役を担うことになります。
大の大人が5人がかりです。
実は筆者もこの写真に右腕だけ写っています。
日頃のジムでのトレーニングの成果の二の腕が目立ちます。
それはいいとして、5人がかりでしたが、なかなか大変でしたね。
もっと生々しい写真なのですが、ちょっと出せないということで、その部分は大幅にカットしました。
自分で手を下したわけではないので、気持ち悪いとか、感じるものはあまりありませんでした。
ただ、豚殺に立ち会ったのは初めてです。
ここで先ほど準備しておいたお湯をかけながら、豚の手を刈り取ります。
お湯をかけながら作業をすると、結構簡単に毛が刈り取れます。
そういえば、最近びっくりドンキーで、牛の毛が混入していた話がありましたね。
どういう工程で毛が混入するんだろうな、って不思議に思いますね。
この豚の手を刈り取る作業で、豚の毛が肉に混入する余地は全くないです。
ここまでくると大分生き物の豚からレチョンに近くなってくているので、写真を出します。
いろんな野菜とか豚の中に内蔵を取り出した後詰めていくのですが、最後の秘伝の「スプライト」がレチョンのおいしさの秘密です。これは現地では結構有名な話ですね。
取り出されたばかりの豚の内臓は、さっそくお昼にいただきしました。
新鮮なので、やわらかいです。
でも、なぜかたくさん食べる気にはなれませんでした。
美味しい美味しいって、たくさん食べるのは、焼肉ならできそうですが、、、
炭を準備して、火をおこします。
この土台はまさにレチョン調理のために準備されたものです。
こんな感じで、常に回します。
1時間後には、、、
タレを塗りながら回すこと1時間、こんな感じになります。