フィリピン留学体験談【San Carlos大学合格までの道のり、Shunさん】

セブ島のトップ校 サンカルロス大学に合格! シュンさん

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まずは簡単な自己紹介とこれから通う大学について教えてください。

シュンです、1996年生まれで現在19歳です。生まれも育ちも東京で、都内の私立高校を2015年3月に卒業しました。2016年6月からセブ島にあるサンカルロス大学のHRM(ホテル&レストランマネージメント)学部で勉強をします。
ZEN English(旧USP ESL)では2015年10月〜2016年5月まで合計30週間勉強しました。

なぜフィリピンの大学を目指そうと思ったのですか?

最初にフィリピンにきたのが高校卒業直後でマニラの語学学校に留学しました。期間は4ヶ月(2015年4〜8月)そしてその学校の日本人マネージャーの方に海外大学進学という話を聞いて興味を持ったのがきっかけです。その後日本に帰国してから親と相談し、学費の面と、滞在中にフィリピンがすっかり気に入ったことから、フィリピンの大学を目指してみることにしました。欧米もいいですけど、やっぱり学費が高いですね。そして、僕のようなフィリピンの大学進学をサポートしてくれるような場所を探していて、このZEN English(旧USP ESL)の大学進学支援コースに出会いました。

日本の大学には興味は無かったのですか?

もともとは日本の大学の歴史系学部へ進学を希望していました。しかし、受験が思うようにいかず高校卒業後は浪人状態だったんです。そこで気分転換もかねて、マニラに語学留学してみようと思って行ったのがキッカケです。なので、もしあの時に合格していたら、今頃は日本で普通に大学生をしていましたね(笑)。

英語はもともと得意だったのですか?

全然でしたね(笑)大学受験の模試では偏差値は50以下。むしろ苦手だったくらいです。マニラで留学を始めた時は、もうまったく話せなくて辛かったですね。

ZEN English(旧USP ESL)の大学進学支援コースについて

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どんなことを勉強したか?また普通のコースとはどんな所が違ったのでしょうか?
大学進学コースを受講時は、フィリピンの大学受験用の参考書を使ってマンツーマンクラスで勉強していました。

それはどんな本ですか?

現地の受験生が大学入試勉強で使う本です。もちろん内容は全て英語で書かれていて、英語で数学、化学等を勉強します。僕は日本で大学受験を経験しているので、英語でそれを総復習するような感覚でした。日本語だと出来ることでも、英語だととにかく単語がわからなくて苦戦しました。この本を使い始めたのは2月か3月らへん、試験前の1、2ヶ月はこれを集中的に行いました。試験を受けてみて、実際に同じ問題が出たわけではありませんが、この勉強はかなり効果的だったと思います。
マンツーマンの半分は、この教科書で英語の問題に慣れて、もう半分は基礎英語力の向上を図っていました。アカデミックスキルという教科書を使って、大学でやっていけるような英語力を鍛えていました。
あとは、面接の練習もしてもらっていましたね。マンツーマンの先生たちはフィリピンの大学を卒業していて実際にこの試験を受けてきた人たちなので、アドバイス等とてもためになったと感じています。

日本人スタッフによる入学手続き支援とカウンセリングについてはどうでしたか?

スタッフの方には色んな大学に連れてってもらいました。様々な大学を見た上で行きたい大学を決めることが出来たので、それは良かったですね。あとは勉強方法等も相談にのってもらいました。
カウンセリングについては月に1回行っていて、勉強法の相談はもちろんのこと、学部選びから、全体的な方針の相談をしてもらっていました。あとは必要書類の確認が一番助かりました。これがとにかくめんどくさいんです。

フィリピンの大学進学に必要な英語学習とはなんでしょうか?

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先ほど話したテキストはかなり効果的でしたね。しかし、基礎的な英語力を向上させるのが一番大事だと思います。それがある程度上がってきたところで、試験対策にシフトする。面接も最低でも日常会話が普通に出来るレベルでないと、話になりませんよ。僕のような初心者からスタートする場合は最低でも1年間は英語圏の環境に身を置く必要があると思いますね。

面接と試験について教えてください。

面接は30分くらいでした。そんなに難しいことは聞かれなかったですね、例えば、何故フィリピンの大学に興味を持ったのか、どれくらいセブにいるか、などなど。僕はフォーマルな服装で行きましたが、そこまで気負いしなくて大丈夫だと思いますよ(笑)
試験は英語・数学・IQの3種類。どれも40分でマークシート式です。一番難しいのは英語ですね、トイックより少し難しいくらいでしょうか?数学は日本でいうと中学レベルくらいです。IQはクイズに近い感覚です。英語で問題を解くということにある程度慣れる必要がありますね。

受験対策として個人的にやっていた勉強法があれば教えてください。

ツイッターで英単語ボットをフォローしたり、リーダーズダイジェスト(英語コラムが読めるサイト)を利用したりして、毎日生きた英語に触れるようにしていました。新聞とかも授業で読んだりしていました。スポーツとか興味のあるところだけですけど(笑)。興味のある記事ならやっぱり自発的に読みやすいですよね。

大学の入学手続きはどうでしたか?

これがとにかく面倒です。事前に、早め早めに動きましょう。キャンパス間の往復も多いので、忍耐力が必要ですね(笑)

これからの大学生活の豊富を聞かせてください。

まずは現地の友達を沢山作る!そしてやばくなった時に助けてもらう!(笑)

(笑)。確かに最初は語学面や、文化面などで苦労することが多いでしょうから、現地の友達の助けは必須かもしれないですね。

あと単語力等はまだまだなので、大学の授業を受けつつも英語力を伸ばしていきたいと思います。

これからの大学生活、何が一番楽しみで、何が一番不安ですか?

フィリピンの大学のイベントが楽しみですね、日本でいうと学園祭のような。一番不安なのは、やはり英語の授業についていけるかという点です。とにかくまずは、英語で授業を受けることに慣れないといけないですね。

もし卒業後の目標とか、やりたい事があれば教えてください。

やはり自分の専攻を活かした仕事に就きたいですね。僕の卒業の年がちょうど2020年で東京オリンピックなんです。それに向けて、日本に来る外国人の方々をオモテナシするような仕事をやってみたいです。あとは海外で働くことにも興味があります。場所は東南アジアがいいですね。目覚ましい発展を続けているこれらの国の中に自分も入って、その発展に少しでも貢献できたらなと思います。

これからフィリピンの大学を目指す人たちへ一言お願いします。

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まずは英語力を鍛えてください。全てはここからスタートですね。
日本は日本で快適だし楽しい、けれどフィリピンも楽しいです。日本が退屈に感じたら是非チャレンジしてみてください。

インタビュー後記

大学受験に失敗して、たまたま行った語学学校でフィリピン大学進学という選択肢と出会った。いやはや人生どこで何があるかわからないなと思い知らされました。
ご存知の方もいると思いますが、フィリピンの大学の授業は全て英語で行われます。もちろん卒業論文も英語で書きます。大学卒業時には、ネイティブレベルとまでは行かなくとも、相当ハイレベルな英語力になっていることは間違いないでしょう。その英語力を備えるだけでも、シュン君にはこれから大きな可能性が満ちているなと感じます。さらに専攻が接客系なので、これからどこの国でも働くことが出来るのではないでしょうか。
彼のようなチャレンジ精神のある日本人が世界でどんどん活躍していって欲しいですね。

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