フィリピン留学 セブ島真面目留学 ZEN English
> > > フィリピン人の英語力、フィリピン英語について
2016/11/27

フィリピン人の英語力、フィリピン英語について

  • facebook
  • LINE
  • Pocket

rodrigo-duterte

フィリピン(セブ島)にて学校運営をするようになって早いもので、もうすぐ5年がたとうとしています。今日はフィリピン人の英語力は高いのか、フィリピン英語ってそもそも何?について。最終的には我々が目指すべき英語の達人はあの人?まで展開していきたいと思います。長文になりますが、ぜひご一読ください。

フィリピン人の英語力①(トップクラス)

私のMBAの友人や学校の顧問弁護士など、フィリピンには本当に英語力が高い人がたくさんいます。このたくさんいますというたくさんですが、日本の10-100倍くらいの人数がおおよその目安ではないかと思われます。

例えばフィリピンの中でも「弁護士・医師」の職業についている人達の英語力は、一般の人と比較して非常に高い傾向があります。まず弁護士ですが、フィリピンの司法試験「Bar Exam」はフィリピンの中でも最難関の資格で、その難易度は日本の司法試験とほぼ同程度です。(ロースクール卒業者で合格率が20%前後)試験や文章がすべて英語であることを考えると、資格保有者が高い英語力を持っていることは言うまでもありません。

医師国家試験はBar Exam(司法試験)ほどの難関ではありませんが、医学部(メディカルスクール)の場合は日本と同じで入学試験の一つであるNMAT(医学部入学のための統一試験)で一定のスコアを取らないと入学ができません。医学部、法学部ともに大学(4年間)を卒業した後さらに4年間もプロフェッショナルスクールで英語で勉強をし、かつライセンス取得のための学習時間も膨大なため、その英語力が高くなるのは想像しやすいです。

MBAのクラスメイトの中でも、インド人、フィリピン人は母国語を英語でないクラスメイトの中でも英語をまるで母国語のように使いこなす印象があります。スピーキングは人によりアクセント(発音)に特徴がある人が多いですが、その他の能力(聞く、読む、書く)は、人によってはネイティブのそれをしのぐほどと思うことがしばしばありました。

フィリピン人の英語力②(発音のいい人たち)

トップの層ほど読み書きは得意ではありませんが、意外にも多いのがアメリカ英語でコミュニケーションとして英語を使いこなすフィリピン人です。先日の一幸舎セブのスタッフの面接にときにですら、かなりきれいな英語を話す応募者が数名いたほどです。これが英語学校の講師の面接となると、もう少し割合も増え、またコールセンター経験者に絞るとさらに増加します。

傾向としては、

そもそも耳がいい人が多いので、上達が早く、コールセンターのトレーニングやわずか1年ほどのアメリカ滞在などで、ネイティブ並みのアクセントを身につけてしまうのです。こうした人達の特徴は、会話だけしているとカッコイイ英語を話すので非常に英語力が高いと勘違いしてしまいますが、実は読み書きの能力はそれほどでもなかったります。フィリピン人は英語に対しての耳が非常にいいので、コミュニケーションということでいうと、この層は実は非常に多く、フィリピンの英語学校で働いている講師で採用をしたいのはこの層です。本音を言うと発音がきれいなだけではだめで、上記①の層まではいかなくてもしっかりした英語力(書く、読む)があれば、申し分ない英語講師になるでしょう。※講師採用は奥が深く、実は結構大切なのは個性・性格・見た目だったりしますが・・・汗。

フィリピン人の英語力③(大学卒業レベル)

私たち日本人の想像では、英語で大学を卒業していたら、そのフィリピン人の英語力はかなり高いだろう、ということになりますが、そんなことは全くありません。この層の人たちは一般的に「人によります」。

日本でもよくあるパターンでフィリピンで多いパターンが、英語の歌が好きでよく聞いたり歌ったりしているフィリピン人は少しコールセンターでトレーニング(1,2か月)するだけで、非常にきれいなアメリカ英語を話すようになります。こうしたコールセンター、英語学校向きの人が多数いる一方で、

英語で大学卒業しても、完全なフィリピン鈍りの英語かつ、それほど流暢に英語を話さないフィリピン人も本当に多いです。一幸舎セブで多かった「HRM」ホテル&レストランマネジメント卒業の大学生は、英語が下手な人が多い印象があります。その学部は料理やルームクリーニングなど実践科目も多く、日本のホスピタリティーというよりは、料理学校的な学部なのが大きな原因と思われます。

「大学を英語で卒業」という言葉に我々日本人は惑わされてしまいがちですが、欧米などへの留学と違い、クラスメイト同士や教授とはは現地語でのコミュニケーションとなってしまうことも大きいと思われます。実際にMBAを卒業したものとして、大学で使用するテキストをチェックしてみましたが、難解な単語も少なく読みやすいものが多い印象です。この点については、そこまで高い英語力が要求されない点、学費が非常に安い点などから、フィリピンでの大学進学は欧米にはない魅力があることは補足しておきます。

フィリピン人の英語力④(上記に該当しない)

小さいころから、音楽や映画などを通じて英語を聞いているので、フィリピン人のリスニング能力は平均して極めて高い傾向があります。大学なんて卒業していなくても、英語でカラオケが得意なフィリピン人はかなりいます。一方で、話せるかどうかは、全くの別問題。日頃フィリピン語(タガログ、ビサヤ語)を使用していて、英語を全く使用したない人もたくさんいますので、流暢に英語を話せるかどうかは、どういう環境にいるかが大きく影響します。

フィリピン英語なんてあるの?

典型的なフィリピン英語の例でいうと、正式な英語では日本語で言う「テイクアウト」は「Take away」を使用します。フィリピン英語では「Take out」でネットで検索をしてもらうとわかりますが、Take outはフィリピンで代表的に使用される英語として認知されているものの一つです。

その他にもいくつかはフィリピン英語はあるとは思いますが、現地の人に聞くといわゆる「フィリピン英語」と言われているのはないようです。タガログのテレビ番組などを見ていると、英語とタガログが混ざって話されており、わかるときは英語の意味で理解できてしまいます。こうしたタガログと英語が混ざって使われるのは「タグリッシュ」と言われており、いわゆるフィリピン英語とはフィリピン訛りの英語か、ごく一部のフィリピンでよく使用される英語があるだけで、フィリピンではアメリカ英語が主流になります。

タガリッシュが増える一方で、フィリピンの大学生の中にはさまざまなバックグランドの学生がおり、家の中で厳しく英語のみを使用している家庭の子供たちもいるようです。そうした子供たちは増える傾向もあり、フィリピンの中では母国語である「タガログ語」を尊重しようという人たちとの論争もあるようです。

またフィリピンは母国語「フィリピン語=タガログ」ではありますが、地域によって違う言語が話されている国であること、を理解しておかなければいけません。セブ島ではビサヤ語、マニラではタガログ語、ミンダナオ地域ではビサヤ語とも違うスペイン語の影響を受けた言語が話されています。こうした国であるからこそ、「英語」で教育を受けることやコミュニケーションをとることは国外だけでなく、国内でも重要になってくるのです。※状況がインドと非常に似ています。

結論としては、タガリッシュのようなものがある一方で、フィリピンではアメリカ英語が使われており、フィリピン英語と言われるものはかなり少なくなっている、と考えられます。

最後に使える英語とは「この人の英語」

いわゆる最初のトップ層として紹介した、フィリピンのBar Examを突破し検事としても長年勤務したドゥテルテ大統領の英語です。実はこのドゥテルテ大統領ですが、以前はダバオ市長であり、いわゆるセブ語を話す地区であるビサヤ地区出身でもあるため、実はタガログ語が苦手なのです。ドゥテルテ大統領の英語は確かにフィリピン訛りが強いですが、テレビの演説などもほとんど英語です。

我々日本人はどうしてもネイティブ思考が強く、きれいな発音の英語を目指してしまいがちです。同じ第二外国語として英語を持つ国として、本当に目指さないといけないのは「伝える力」です。ドゥテルテ大統領は、おそらく英語技能の4技能のすべてでかなり高い能力を持っていると思われ、唯一ダメなのが発音なのではないでしょうか。

こうしてフィリピン人の英語力を分析することで、本当に我々日本人が目指さなければいけない英語の姿が見えてきて面白いですね。発音矯正(アクセントトレーニング)も、完璧なアメリカンアクセントを話す必要があるわけでなく、相手が理解できるかどうかを、最も重視しなければいけません。

フィリピン人英語講師の特性を生かしつつ、来るべく4技能の時代にこたえられる英語学校を目指していくつもりです。

応援よろしくお願いします。


フィリピン留学 ブログランキングへ↑↑↑↑↑↑1日1回クリックをお願いします。

記事の投稿者

ZEN English代表者

藤木 秀行(HIDEYUKI FUJIKI) 大学卒業後8年の会社勤務を経て2001年11月30日に起業。起業10年目に海外進出を決意し、以降海外に拠点を拡大。シカゴ大学MBA。

  • ZEN English公式LINE
  • ZEN English公式ブログ
  • 世界で活躍する日本人(アカデミック)を応援するブログ
  • ZEN English 語学学校スタッフ募集!
  • ZEN English Offical Blog
  • 留学JP
  • オーストラリア留学ならセレッソ
  • 留学JPオンライン英会話
info@zen-english.jp
  • blogbloginstagram

ZEN ENGLISH所在地

T +63.32.236.2027 /
11 Wilson St., Lahug, Cebu City 6000

©2016 ROLY POLY ESL SCHOOL, INC.