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2016/11/26

フィリピン(セブ島)の飲食立ち上げで知るメーカ&卸、小売り事情

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今週末から再度週末2日間限定更新でブログを書いていく予定です。更新回数が少なくなった分、内容と分量を充実させていくます。

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さて、一幸舎セブのオープンを12月に控え、ドリンクの料金を最近調べています。フィリピン(セブ島)で飲食店を運営する場合、アルコールを提供するならサンミゲル、その他はネイチャースプリング、コカ・コーラ、ジュースの会社が基本になります。これらの会社からの仕入れ値、スーパー、コンビニなどで売られている小売価格などを知ると、こうした業界の事情について、フィリピン国内だけでなく日本や他の国についてもわかることがあり目からウロコです。今日はこうした業界の事情について書きたいと思います。

フィリピン(セブ島)のスーパーの商品(コーラなど)が安い理由

サンミゲルなどのフィリピン(セブ島)ならではの商品はともかくとして、フィリピン(セブ島)には、日本でも購入できる商品が多数販売されています。その代表的なものはコカ・コーラ製品です。コーラ、スプライト、コークゼロ、ロイヤル(ファンタオレンジ)などは、ほぼ日本の商品と同じクオリティーのものが、ここフィリピン(セブ島)では購入することが出来ます。

この料金ですが、スーパーマーケットなどで購入すると22ペソ前後が相場のようです。日本円に換算をすると約50円になりますので、日本での購入価格を考えると、半分以下の値段で販売されていることになります。

最初フィリピン(セブ島)に来たときは、日本より商品のクオリティー(品質)が悪いので安いと思い込んでいました。実際に微妙に味が違うようにも思えますし、またロイヤルのようにブランド名まで違う商品もいくつかあるので、自分で勝手にそう思い込んでいました。

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しかし、最近仕入れ値の事情を知るようになると、こうした業界について驚きの事実を知るようになります。実はこうした22ペソ程度で販売されている商品の仕入れ値ですが、非常に力のあるモールですら15ペソ程度、一般的には15-20 ペソくらいで仕入れ、22ペソで販売しているという、現地フィリピンの小売り業界は超薄利で成り立っているビジネスだということに気づきます。※SMなどの最強モールはおそらく相当数を販売しているので、かなりの安い料金で仕入れをしている可能性はあるが、コカ・コーラの会社としての事情を考えても極端に安いことはないと思われます。(かなり安くても15ペソくらいではないか)

商品の仕入れが安いのではなく、小売りが安く販売しているので販売価格が安いのです。

そんなに安く販売できる理由

最初の理由としては、安く販売できる理由というよりは、それでも商売が成り立つ理由、というのが一番しっくりくるのではないでしょうか。このビジネスの構造は、商売をやったことがある人ならすぐに気づきます。私たちは消費者として、120円のスプライトをスーパーやコンビニで買っていると、この商品がどういう販売ルートで売られているからなど、知る由もありません。

しかし、フィリピン(セブ島)で薄利多売で商売をしている理由は、簡単に言うと二つの観点なら明快に説明が出来ます。

  • フィリピン(セブ島)では人件費が非常に安い
  • 生活水準が低いので、その金額が最も儲かる価格である

まず、商売が成り立つ理由から先に考えると、当たり前の話ですが「人件費の差」から説明をすると非常にわかりやすいです。コカ・コーラの事業会社は、日本にもフィリピンにも現地法人がありますので、仮説としてコカ・コーラの会社としては全く同じものがあるとここでは想定したいと思います。

したがってこの世界では、コカ・コーラからの仕入れは40円で、日本でもフィリピンでも全く同じです。販売価格から逆算すると、フィリピンでは1本50円で販売していますので、1本10円、日本では120円で販売されていますので、80円が1本あたりの利益になります。

この10円、80円の差は、フィリピンと日本の人件費の違いとほぼ一致します。フィリピンの大卒社員の最低賃金は9,000ペソなので2万円くらい、8倍だと16万円くらいなのでちょうどいい感じでバランスします。そう、

日本でコーラが高いのは人件費分上乗せされているからで、コーラの品質が高いわけではない

次に、それなら「なぜフィリピン(セブ島)のスーパーはもっと高く売らないの?」という疑問が起こります。こちらについては、経済学の需要曲線(デマンドカーブ)の理論を理解すると明快になります。

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この理論を簡単に説明をすると、商品の販売価格と数量は反比例の関係にある、すなはち販売価格を下げれば下げるほど、商品の販売数量は増加し、販売価格を上げれば上げるほど、販売数量は減少するということです。これ自体は当たり前のことを難しく説明しているだけのことなのですが、ここで重要なのは、

企業は利益を最大にするための料金を決定しなければいけない

ということです。

よい例でいくと、仕入れ値40円で

1本1,000円で販売した場合に2本だけ売れるケースと

1本50円で販売150本売れるケースを想定します。

この場合、1本1,000円の場合は、1本の販売ので、売上が2,000円、仕入れが40円なので、1,920円が利益になります。一方、1本50円で販売した場合は仕入れが40円なので、150本売れたとしても利益は10円×150=1,500円となり、1本1,000円で販売するべきだという結論になります。

もしフィリピン(セブ島)のスーパーマーケットが日本と同じ120ペソで販売して同じ分量が売れるのであれば、そうしているはずです。しかしながら、世の中というのは、競争相手も非常に多いわけで、少しでも安く販売することで、販売量を増やすことができるのであれば、人件費などの費用と折り合いをつかえながら他を出し抜いてたくさん販売することで、シェアを拡大することができるのです。

こうしたことなら考えると、フィリピン(セブ島)の小売りはフィリピン人の人件費との折り合いをつけつつ、またフィリピン人の生活水準も念頭に置きながら、自分たちの利益を最大にするために、日本より格段に安い50円という販売価格で販売している、ということが理解できるはずです。

外国人がフィリピン(セブ島)で受けられる恩恵

最後になりますが、最近フィリピン(セブ島)で生活することが非常に快適に感じることが多いです。私はもともと結構ケチなので、日本と同じ品質の多くの商品が、日本より格段に安い価格で購入できることに、非常に喜びを感じています。

一方、輸入商品の中には日本で購入するより2倍、3倍もする商品はありますので、必ずしもすべてがいいわけではありません。しかしながら、逆に日本では考えられないような安い料金で購入できるものも多数あるわけで、日本でしか手に入れることのできない高級品を買うことをよしとしていないケチな私としては、フィリピン(セブ島)は非常に満足度の高い場所だと思えるわけです。

こうした現地スーパーマーケットの事情を知ることで、世の中(経済)のことがわかるのは面白いですね。世の中には普通に暮らしているとなかなか知ることのできない大人の事情がまだまだたくさんありそうです・・・。

今後はややボリュームのある読んで意味のあるコンテンツを増やしていこうと思います。今回は少し経済学やMBAっぽい記事に今回はなりましたね・・・汗。

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記事の投稿者

ZEN English代表者

英語学校はコロナで休校中(オンラインは開校中)。セブ島でラーメン屋と農園運営しています。来年くらいから海外規制解除されそうなので、そろそろ活動開始。シカゴ大学MBA

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