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大学4年の時に、ニュージーランドへの語学留学費用などにより、両親から借金をすることになった私はお金に困っていました。幸い大手銀行への就職が決まり、夏休み!!!ということで従来やっていた飲食店の厨房のアルバイトに加えて、歩合制のお中元の配達のアルバイトをすることにしました。
実はこのバイトでビジネスのヒントになることをたくさん学びました。長文になりますが、ぜひ読破ください笑。
1.歩合制=稼げるか?
夏休み、お中元の配達、歩合制。稼げそうですよね?当時1992年でバブルも終わり、やや景気が後退気味でした。それでも1個100円の歩合制のアルバイトは、毎日朝8時からスタートでした。
夏のお中元の配達。何か嫌な予感がしませんか?
そう、ビールとかカルピスとか、やたら重たいものが多いのです。
とにかくキツイの一言。五階建てのエレベーターがないマンションなんて、当時本当にたくさんありました。効率がいいので大きいマンションだと20個くらい抱えて一番上まで上がります。運がよければ、一階に着くときは2,3個に減っているので、それだけで2000円弱ゲット。
でも、実際に世の中そんなに甘くありません。20個抱えて10個余ることもざら。そう、不在が多いのです。一番最初にこのアルバイトを始めた大学4年生の夏は結構苦戦しました。1日1万超えれば大成功。1か月20万円くらいしか稼げませんが、歩合制の達成感が個人的には好きだったのです。
そう、冬のお歳暮の時期が来ると、またノコノコ同じ営業所に挨拶に行きました。
2.責任者のオヤジに褒められる
百貨店のある地域の配送センターの責任者のオヤジに、また次のお歳暮のバイトもやらせてください!!!って言いに行ったんです。僕としては、月20万とかの成績は大したことないし、早めに行ってアピールしたかったんです。
そしたら、そのオヤジさんはこう言ったんです。
お前見どころあるな。夏のお中元のバイトはキツイし、思ったより稼げないんだよ。学生バイトで、夏やって冬やらせてくださいとか言うやつはめったにいない!!!そうか稼ぎたいのか!って言うのです。
そんなこんなで、次の配達エリアは、なんかそういう5階建てのエレベーターなしのマンションとかあまりない、当時住んでいたエリアでは結構な高級住宅街でした。
高級住宅街=稼げる×。高級住宅街=稼げるチャンスがある◎
要はデッカイ家は、いろんなところから貢物(まあお歳暮です)がたくさん来るんです。1回の配達で1つの家に5個とか普通。毎日配達してると、いったいこの家何個お歳暮もらってるんだ???って感じです。
3.高級住宅街の問題点
高級住宅街のお金持ちは「日中ほとんど家にいない」という壁にぶち当たりました。最初のうちには、なかなか届けることが出来なくて苦戦した覚えがあります。どうしたらいいのかな・・・。そんな思いを抱えながら配達をしているうちに、
預かってくれるところを探す
という妙案を思いつきました。実はデッカイ家にはデッカイ家のルールがあって、家によっては最初から倉庫に入れておいてくださいとか、不在がちなので、だれだれさんの家に預かってもらってください、という家が結構あったのです。
近所付き合いの良しあしもあるかもしれませんが、お願いすると快く預かってくれる家が多かったです。ちなみに、なんであの家に預けたんだ、とクレームになったことは一度もありません。あくまで押し売り的に預けたりは絶対にしませんでしたので。
4.配達所でNo.1を獲得
なんと1日3万円(300個超え)し、その地域の配達所でNo.1となった日がありました。その日戻ると、早速伝票を数えます。そして300個以上配達できたことを報告すると、プロの配達人が苦虫をつぶしたような顔で、私の顔を見るのです。
その配達所の中で学生バイトがNo.1になったのは、私が初めてだと言われました。
もしかしたら、私が本当の意味で達成感を感じたのはこのときが初めてかもしれません。
毎朝7時に起きて、自転車で配達所に行きます。
7時半からトラックに荷物を入れます。(8時にすぐに開始するために準備)
お昼は時間がもったいないので、適当に自分で弁当を作りました。
冬はご飯が冷たくなって、食べながら情けない気持ちになりました。
夜は厨房のバイトに行きました。きつかったです。
夜中の12時くらいに家について、すぐに寝れました。
この月のバイト代は、手取りで38万円(配達の歩合)+7万円(夜の厨房のバイト代)=45万円でした。
この月額の手取りを超えるのに社会人になってから5年以上かかった記憶があります。
手取りで45万円学生が稼ぐには伏線があったのです。
夏のキツイ経験にも関わらず続けたこと
責任者に気に入られたこと
顧客の傾向を分析できたこと
この経験は今の私自身の仕事のやり方の基盤になっています。
簡単にお金を稼ぐ方法なんてありません。
すべては我々次第です。
引き続きあの時の思いを忘れることなく、頑張ります。
応援よろしくお願いします。
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ZEN English代表者